ピュリツァー賞 受賞写真 全記録

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録
ハル・ビュエル
日経ナショナルジオグラフィック
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アメリカ国内で前年に発表された優れた報道・作品に授けられる「ピュリツァー賞」。
この本では、写真部門で受賞した1942年から2011年までの写真が載っている。


写真を通じて、写真の撮られた背景を受賞者が語ったり、現代史、カメラの技術の進化とかがわかりやすく書かれてた。
今やスマートフォンでデジカメ並みに綺麗な写真が撮れちゃうし、配信のスピードとかカメラの性能とかの進化は凄いなって本当思います。


この本の写真は、明るい気持ちになる写真、哀愁漂う写真、事件や自然災害や戦争、町で起こった出来事やスポーツ、その他モロモロまで一枚・一枚が感情に訴えかけてくるものがありました。
どこまで写真を載せていいかって、倫理的な問題はいつでもあるかもしれないけど、こういう報道写真を通してしか学べないこともあるんだとこの本を読んで思いました。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012012402000030.html
そういえば、米写真用品大手イーストマン・コダックの経営破綻が先日ありました。
アナログからデジタルになる流れについていけなかった、日米の株式の違いで技術を転換する時にキャッシュが残ってなかったとかって情報を僕は見ました。

経営破綻については色々な要因があったのでしょうが、コダックのフィルムもピュリツァー賞にかなり関わってきてるので「技術の進化」って言葉は本当に痛感しました。キャノンとかニコンとかのカメラが近年受賞した写真では使われてますが、何十年後のピュリツァー賞では違った写真の撮られ方が普及しててもおかしくはないなと。